もうわからない
1 今日のナンパ
今日は渋谷でナンパしたが三人しか声をかけれず。
相変わらず何を話せばよいかわからない。
ナンパ師が多く僕が声をかけようとしたこを横取りされることが連続であった。
声をかけるときにどうしても躊躇して考えてしまうから先を越されてしまう。
土日は二度と渋谷には来ないと思った。
池袋へ移動し、地下で待ち合わせの女の子をナンパ。
しかし、誘拐犯を見るような怯えた顔をされてしまう。
切り替えて他の待ち合わせの子に声をかけようとするが声をかけられないで一時間。
声をかけられない。
何をはなしていいかわからず、声をかけても詰まり自己嫌悪。
しかし、ノルマの週200の重圧から数を稼がないといけないプレッシャー。
声をかける子も結局、歩くのが遅そうな子や、ボーッとしてる子で、即系っぽい子だ。
とくにかわいいわけでもない。
結局、声かけ数が増えても、楽な子にしか声かけできない。
楽な子を見つけるスキルが上がってるだけ。
だんだん、むなしくなってきた。
足がガクガク震えて。
おしゃれな服を着ているものの、自分には似つかわしくなさすぎて、外にいるのも恥ずかしくなってくる。
渋谷と池袋のロッカー代で800円も、かかったが、すぐに移動したのでお金の無駄に。
お金を使って何をしてるのかなと。
家に帰ることに。
2 考えごと
家について、ベッドに潜り込み、なぜナンパをしているか考えた。
今までさんざんバカにされたりして、本当にタイプの女の子と付き合うことができなかったから、ナンパで男の魅力をあげて、経験数も増やして(三桁ぐらい)、ゆくゆくは最高の美女をゲットしたいと思ってやっている。
たぶんそれは今も変わらない。
でも、あんなに自分のことをバカにしてきた女、そして今もナンパしてキツイ対応をする女のために、お金と時間を費やすことになんの意味があるのだろうか。
練習のためにタイプではない子に声をかけているが、タイプでない子にあえて声を掛けたのにひどい対応をされる。
いったい、なにをやっているのか。
女とセックスするなら、お金を稼いで、愛人クラブ経由で数十万はらって囲えば、売れないグラビアアイドルくらいなら、セックスはできる。
自分にはそれができるのに、なぜ、ナンパをしなければならないのだろうか。
もちろん、女を囲うのにお金を払いたくないし、金で女を釣ることは、女に負けた気がするからだ。
でも、かわいくもない女に声をかけて、無視どころか罵倒されて、セックスもできない。
毎日の交通費やロッカー代、おしゃれに費やすコストを考えるとやる意味がわからない。
日焼けサロンが肌に会わず背中がめちゃめちゃ痛い。
夜の池袋でコートも着ずに歩いて、風邪気味になってる。
歩き続けて疲れが相当たまってる。
ナンパを優先にしてるから、後回しにしてる仕事もある。
ここまでして続ける意味があるのだろうか。
費用対効果で言えば、ナンパの時間をビジネスに充てて、ビジネスでお金を稼いで愛人を囲った方が遥かに費用対効果がよいし、確実にセックスできる。
涙が止まらない。
泣いたのは、学生時代以来だ。
人に会いたくない。
全ての女が敵に思えてきた。
ナンパを始めたことに後悔はない。
でも、本当にこれからもナンパがしたいのかもわからない。
ナンパをしてもなりたい自分になれるか到底わからないけらだ。
何を話せばよいかなにもわからないまま、真っ暗な洞窟を進んでいるだけ。
出口に出られないまま死ぬかもしれない窒息感。
もうキツイので、次の講習までナンパとは距離を取ることにする。